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中国電力、蓄電池関連のスタートアップ企業NExT-eSに出資

2021/6/2(水)

中国電力株式会社(以下、中国電力)は、蓄電池に関する先進的な制御技術を持つスタートアップ企業、NExT-e Solutions株式会社(以下、NExT-eS)に出資した。5月31日付のプレスリリースで明かしている。
近年、電気自動車などのモビリティの動力やエネルギー貯蔵として蓄電池の利用が拡大している。だが、蓄電池には通常、使用状況などに応じて蓄電池間に性能のばらつきが発生し、容量の低下や一部の蓄電池を使い切ることができなくなるなどの課題がある。

NExT-eSは、独自開発した蓄電池制御装置を搭載した蓄電池システムの販売、およびAIによる劣化予測等を行う蓄電池管理サービスを提供している。独自の制御技術により、蓄電池の性能を均一化し、蓄電池の長期利用や用途に応じた再利用が可能だ。また、保有する制御技術などを活用し、長期利用による経済的メリットや再利用による安価な蓄電池の提供、および劣化度合いに応じたライフサイクルマネジメントによる蓄電池の有効利用を実現する。

中国電力は、NExT-eSの製品・サービスに中国電力の知見を組み合わせた、新たなサービス展開も考慮しているという。なお、中国電力のエネルギア創造ラボは、新たな利益の創出を目指し、先進的な技術・サービスを有するベンチャー企業への出資に積極的に取り組んでいくと述べている。

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