シミックHD・MONET、医療MaaS特化の事業開発プログラム開始
2021/4/19(月)
シミックホールディングス株式会社(以下、シミックHD)は4月15日、MONET Technologies株式会社(以下、MONET)と共に医療・ヘルスケア領域で新たなMaaS事業の創出を目指す企業を支援することを目的とした、医療MaaSに特化した事業開発プログラム「MONET LABO(モネラボ)『医療』」を2021年6月から開始し、共同で運営すると発表した。まずは2021年5月に、「MONETコンソーシアム」※の加盟企業などを対象にプログラムの創設イベントを開催し、その後参加企業の受け付けを開始する。
シミックグループは、医療や医薬品、ヘルスケア領域におけるサービスプロバイダーとしてのエビデンスを構築するノウハウや、電子お薬手帳を基盤としたPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)システム「harmo(ハルモ)」などの先進技術の運用経験を持っている。※ MONETがモビリティイノベーションの実現に向けた『なかまづくり』の一環として、企業間の連携を推進することを目的に、2019年3月に設立したコンソーシアム。2021年3月時点で、650以上の企業や団体が加盟している。(シミックHD プレスリリースより)
シミックHDとMONETは、移動手段の少なさなどによる患者やその家族の通院の負担や、在宅医療患者数の増加に伴う医療従事者への負荷増大といった課題を解決するための医療MaaS事業の創出について、1年以上にわたり協議を重ねてきた。
両社は、「MONETコンソーシアム」の加盟企業を対象に、2020年10月と11月に医療領域での新規事業開発をテーマとしたワークショップを実施した。このときに参加企業(延べ24社)のうち多くの企業から「医療MaaS領域での事業創出の場に参画したい」という声が寄せられたという。
そこで両社は、医療・ヘルスケア領域のさまざまな課題を解決する新たなMaaS事業の創出を推進するために、医療MaaSに特化した事業開発プログラム「MONET LABO『医療』」を設立することを決定した。
「MONET LABO『医療』」を共同で運営することで、異業種からの新規参入を含め、医療・ヘルスケア領域で新たなMaaS事業の創出を目指す企業を強力に支援する。具体的には、シミックHDはセミナーやワークショップの企画・運営と、複数の企業による自治体の課題解決に向けたプログラムを推進し、MONETは全般的な運営管理を行う。事業化に向けた実証試験の支援や、さまざまなヘルスケアデータの活用支援なども行う予定だ。
(出典:シミックグループ Webサイトより)