コモニー タクシーチケットを電子化し個人間での利用が可能「e-taxet」を開発 9月2日から勝山タクシーが業界初の運用開始
2019/9/2(月)
フィンテック事業を手がけるコモニー(本社:福岡市)はタクシーチケットを電子化し、チケット発行者が乗客の代わりに料金を支払うサービス「e-taxet」を開発し、9月2日に、勝山タクシー(勝山自動車、本社:北九州市)が導入、運用を開始。今回のような電子タクシーチケットの導入は、全国のタクシー事業会社では勝山タクシーが初めてとなる。
「e-taxet」は、コモニーの電子チケットサービス「commoney」(コモニー)をベースとしたタクシーチケットで、チケットの発行者が、相手に現金や電子マネー・ギフト券などを送ることなく代金を代わりに支払うことができ、おつりや領収書を受け渡す精算の手間も不要にした、他のスマホ決済にはないまったく新しいサービスだ。勝山タクシーでは、従来の企業のタクシーチケット利用のみにとどまらず、例えば、「高齢のため運転免許を返納し、通院や買い物にお困りのご両親」「最寄り駅から自宅までのタクシー代がないお子様」など、サポートが必要な個人にも「e-taxet」の利用を考え、タクシーがこれからの高齢化社会・子育て社会の一助となることを願い、サービスを導入した。
■「e-taxet」3つのメリット
1.手軽スマホアプリで簡単にチケットを発行し、メールやSNSなどで相手に送信できるので、現金や紙のタクシーチケットを渡す必要がない。
2.便利
相手が使った分だけ代理で支払い、代金はチケット発行者のクレジットカード口座から引き落とされる。おつりが発生しないので、支払い後に相手と現金の受け渡しをする必要がない。
チケット発行者は代金の電子レシートをダウンロードでき、紙の領収書をやり取りする経費精算の手間もなくすことができる。
3.安全
相手が代金を支払うために現金や電子マネーを持っておく必要がなく、紛失や盗難の心配がない。
チケット発行者は上限額や有効期間、支払先を自由に設定でき、目的外利用を防ぐことができる。