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EV・FCVでの旅行に排出するCO2を実質ゼロに 太陽光発電を利用

2021/5/12(水)

システム管理のアプリ画面

株式会社電力シェアリング(以下、電力シェアリング)は5月11日、ブロックチェーン技術を活用し、旅行中に利用する電気自動車(以下、EV)/燃料電池自動車(以下、FCV)が排出するCO2を実質ゼロにする「ゼロ旅」サービスを開始すると発表した。走行に必要な電力は、遠隔地で太陽光発電から創出される環境価値をリアルタイムに割り当てる。

今回のサービスは、電力シェアリングが環境省から受託している「ブロックチェーン技術を活用した再エネCO2排出削減価値創出モデル事業(ブロックチェーン事業)」、および「低炭素型の行動変容を促す情報発信(ナッジ)等による家庭等の自発的対策推進事業」の一環として、同事業の成果の社会実装・商用利用に向けて実施する。同ブロックチェーン事業は、国家の成長戦略である「未来投資戦略2018」、および「成長戦略フォローアップ」に位置付けられており、これの具体化に貢献するものだ。

電力シェアリングは、2021年3月に、FCVを活用した神奈川県横浜市~箱根町間往復200kmの走行で14kgのCO2排出削減を確認している。FCVのリアルタイム走行計測にはZenmov株式会社が提供するSMOC(Smart Mobility Operation Cloud)を活用した。また、車両の走行時だけでなく、車両の生産時・解体時も含めたライフサイクルすべてのCO2排出を実質ゼロにする手法も導入しているという。

なお、この走行時完全ゼロエミッションの仕組みを活用して、旅行の全てをゼロエミッションにする「ゼロ旅」を推進する。脱炭素時代における新たなツーリズムの普及に向け、今後広く様々なパートナーと様々な商品を企画すると述べている。


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