ダイハツ「DNGAの開発で先進技術の導入加速」東京モーターショー2017
2017/12/22(金)
ダイハツは、創立110週年を迎え、新たなグループスローガンとして「Light you up~らしく、ともに、軽やかに~」を掲げ、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)での開発を進め、さらなる良品廉価、そしてEVやハイブリッド車の開発を進めていくという。
[LIGARE vol.36 (2017.11.30発行) より記事を再構成]※こちらのギャラリーページでダイハツの車内360°画像がご覧いただけます
冒頭、奥平総一郎社長は「創業以来、小さなクルマづくりにこだわってきた。今後も軽自動車を核としたダイハツならではのクルマづくりをDNGAで実現していきたい。DNGAの開発にはEVや自動運転などの先進技術も含まれる。例えばダイハツが軽自動やで初めて実現した衝突回避システムであるスマートアシストのように、お客様の暮らしに役立つ最新技術を低価格で提供すること、安全・環境・つながりあう社会とさまざまな分野で普及させることが私たちの使命。『先進技術をみんなのものに』がキーワード」と語った。
DNGAは、トヨタが開発したプラットフォームを含む車両製造の方針であるTNGAに由来するもので、2016年に完全子会社化したダイハツ版の製造方針を表している。これにより、部品の共通化による開発リソースの削減や燃費向上、コストダウンなど良品廉価へ向けた車両製造が可能になる。
また、奥平氏は「環境分野では今後パワートレインの電動化は必要不可欠。バッテリーの価格や大きさなどさまざまな課題はあるが、ダイハツの得意とするパッケージ技術を生かし、どなたにも手が届きやすいEV、ハイブリッド車を開発したいと考えている。毎日の仕事や通院、買い物など日常生活に密着したソウルカーこそ、どこでも充電できてメンテナンスもしやすいEVはマッチすると考えている」とEV、ハイブリッド車の開発に対する意欲を述べた。