今回の取り組みの目的は、日本政府が発表した2050年カーボンニュートラル宣言に基づき、足元の運輸部門目標値となる2030年CO₂排出量35％減(2013年度比)を実現させることだ。今回導入するEVタクシーには、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業によるEV導入28台が含まれている。

同プロジェクトでは、EVが社会性だけでなく、タクシー運用としての事業性も伴う事を証明するために、営業形態の異なるさまざまな地域で実証を行っていく。

なお、同社は、今後も積極的にEVタクシー導入を行い、各地域での脱炭素化を進めるとともに、実績データにて効率的なEV運用ノウハウを構築する。これにより、タクシー事業者同士が連携する全国ネットワーク「No1タクシーネットワーク」への横展開を目指す。そして、SDGsのテーマでもある、クリーンなエネルギーの活用、および気候変動への具体的な対策へ寄与し、ゼロエミッション社会へ向けて貢献していくと述べている。

(出典：第一交通産業 Webサイトより)