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個人間カーシェア「Anyca」デジタルキー導入

2020/12/24(木)

株式会社DeNA SOMPO Mobilityが運営する個人間カーシェアアプリ「Anyca」は、株式会社東海理化(以下、東海理化) が提供するTOKAI RIKA Digitalkeyを導入し、個人間でシェアするクルマの鍵をスマートフォンで開けることができるシステム「AnycaKEY」を開発した。

通常「Anyca」は対面でクルマのシェアを行い、リピートして利用するとオーナーとドライバーの間でコミュニケーションが生まれ、新たなコミュニティが形成されるといった楽しみ方が想定されている。しかし、これまではカーシェアの際に対面でクルマを受け渡しする必要があり、時間が合わない、面倒といった理由がカーシェア普及の障壁になっていたという。

そこで、「AnycaKEY」を導入することで、クルマのオーナーはシェアや返却対応のために予定を空ける必要がなくなり、より多くのシェアをおこなうことが可能になる。クルマを利用するドライバーは、「AnycaKEY」を導入しているオーナーのクルマであれば、これまで以上に予約がしやすくなる。また、新型コロナウイルスの影響で非対面のニーズも高まっている点も「AnycaKEY」の利用促進につながる可能性がある。

「AnycaKEY」の特徴は、個人のクルマに工事不要で手軽に設置可能、個人間カーシェアならではのさまざまな車種に対応可能 (2020年11月現在で約300車種、順次対応数拡大中)な点だ。

「AnycaKEY」設置・利用時の流れは、以下のとおり。
(1)クルマのオーナーが専用のキーボックスに鍵を入れ車内に設置
(2)設置後はオーナーの「Anyca」アプリでキーボックスを操作してクルマを施錠
(車外からの施錠/開錠はキーボックス内の物理的な装置が鍵ボタンを押して作動させる)
(3)予約したドライバーは「Anyca」アプリでキーボックスを操作してクルマを開錠
(4)車内にあるキーボックスから鍵を取り出し、クルマを運転
(5)返却時は鍵をキーボックスに入れ、「Anyca」アプリでキーボックスを操作してクルマを施錠
(カーシェア前後にキズ確認をアプリの機能を用いて行う)

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AnycaKEY (左:キーボックス 右:車内に設置したキーボックス)



「AnycaKEY」のサービス開始は2021年3月の予定で、同時にシステムを導入するオーナーの募集も行う。料金は、期間限定無料(2022年4月以降、月額1,650円を予定)。応募条件は、「Anyca」にてクルマを登録してあること、「AnycaKEY」の対応車種であること、スペアキーを所有していることの3つ。応募は、「Anyca」アプリのクルマ管理画面より申し込み可能。

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