沖縄県内の郵便局約80カ所でタクシーが呼べる「QRコード配車」の実証開始 電脳交通と日本郵便沖縄らが連携
2025/12/26(金)
株式会社電脳交通(以下、電脳交通)は、日本郵便株式会社沖縄支社および沖東交通事業協同組合(以下、沖東交通グループ)と連携し、QRコードからタクシーの配車依頼ができるサービスの実証実験を開始した。本取り組みは、沖縄県内の郵便局約80カ所を対象に、2025年12月4日より順次展開されている。
本実証は、電脳交通のクラウド型タクシー配車システム「DS」と、外部連携機能「DSコネクト」を活用したものだ。
郵便局の窓口などに設置されたQRコードを来局者がスマートフォンで読み取り、氏名や乗車場所を入力するだけで、沖東交通グループのタクシーを呼ぶことができる。
これまで沖縄の郵便局では、来局者からタクシー手配の相談が寄せられ、窓口業務の負担となるケースがあった。
今回のシステム導入により、来局者はスムーズに車両を手配でき、郵便局側も対応業務を削減できるため、双方の利便性向上が期待される。
また、生活インフラである郵便局を起点とすることで、地域住民の移動支援を強化する狙いもある。
実証期間は2026年3月31日までを予定している。電脳交通は今後、商業施設や医療機関など、地域住民が日常的に利用する拠点へのQRコード設置を拡大する方針だ。
さらに、単一事業者だけでなく複数のタクシー事業者へ配車依頼ができる環境整備を進め、沖縄をはじめ全国での展開を目指すとしている。







