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デンソーのLiDARら、新型レクサスなどの高度運転支援技術に採用

2021/4/19(月)

採用された製品

株式会社デンソー(以下、デンソー)は、4月9日付のプレスリリースで、同社の開発した高度運転支援技術の実現と車両の安全性能向上に貢献する製品が、4月8日に発売されたLEXUS新型「LS」、および4月12日に発売予定のTOYOTA新型「MIRAI」に搭載される高度運転支援技術「Advanced Drive」向けの製品として採用されたことを明かした。

[2021.4.16 更新 デンソーから訂正のプレスリリースがありました。それに基づいて、本文中“ADS:Automated Driving System”、および“ADX:Automated Driving Extension”の記載を修正しています。]

高速道路などの自動車専用道路において、車載システムがドライバーによる監視のもと、交通状況に応じて、適切に認知、判断、操作を支援し、車線・車間維持、分岐、車線変更、追い越しなどを行う高度運転支援技術の実現には、車両周辺の検知性能の向上、高精度な自車位置の特定、センサー情報の高速処理が必要だ。

今回新たに開発した製品はLiDAR、ロケーター望遠カメラ、およびSIS(Spatial Information Service) 、ADS(Advanced Drive System) 、ADX(Advanced Drive Extension)の3種類のECUだ。LiDARは車両や道路の形状を検知し、ロケーター望遠カメラは2種類のカメラで自車の前方環境を検知する。今回デンソーの開発した製品は、車両から200m以上先まで検知することができる。

SIS ECUは、自車の位置情報や前方の走路情報を提供する。高精度地図データ、GNSS(全球測位衛星システム)から得られる位置情報、カメラからの認識情報を組み合わせることにより、自車が走行する位置情報を車線レベルで取得することが可能だ。

ADS ECUおよびADX ECUは、LiDAR、カメラなどの車両周辺の監視を行うセンサーの情報を集約し、車両を制御する。今回のデンソーの開発した製品は、複数のSoC(System on Chip)とマイコンを搭載し、従来の車載ECUの2倍以上の処理性能を有している。

またSIS ECU、ADS ECU、およびADX ECUは、無線通信によるソフトウェアアップデートに対応しており、ユーザーに車両が渡った後の機能の追加、性能向上に貢献するという。 なおデンソーは、今後も高度運転支援に関する技術開発を推進し、ドライバー、歩行者をはじめとする、世界中のすべての人にとって安全で自由な移動の実現に取り組むと述べている。

(出典:デンソー Webサイトより)

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