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デンソー×BlackBerry共同開発の統合コックピット SUBARU新型車に世界初車載

2019/9/12(木)

SUBARU 新型レガシィ/アウトバック(米国仕様)(提供:株式会社 SUBARU)

株式会社デンソー(以下「デンソー」)と BlackBerry Limited (以下「BlackBerry」)は、複数の HMI(Human Machine Interface)製品 を連携させ、共同に開発したドライバーの利便性を向上させる統合コックピットシステム「Harmony Core」を、今秋から米国で販売されるSUBARU 新型レガシィ/アウトバック(米国仕様)に搭載されると発表した。
今回開発した「Harmony Core」は、BlackBerry「QNX Hypervisor(ハイパーバイザー)」を、世界で初めて車載し、統合コックピットシステムへ応用した。本製品の開発において、車室内環境や操作性など車に求められる最新のユーザーエクスペリエンス(UX)に関しては株式会社 SUBARUが協力した。

近年、カメラやセンサーを用いた高度運転支援機能や、スマートフォンと車を連携させたエンターテインメント機能などにより、車がドライバーに伝える情報量は格段に増えている。そのため、車室内にはメーターやナビゲーションなど複数のHMI製品が搭載され、それぞれの特性に合わせた個別のOSとマイクロコンピューターが必要とされている。たとえば、車両安全性に関わるメーターの制御には高い信頼性を持つ OSが必要とされ、スマートフォンとの連携やサーバーへの接続系アプリケーションには、高機能で汎用性の高いOSが求められる。

今回両社が新開発した「Harmony Core」は、特性の異なるOSで作動する複数のHMI製品を一つのマイクロコンピューターで制御することで、シームレスに連携させ、ドライバーの利便性の向上に貢献している。

「Harmony CoreTM」の特徴

・BlackBerry の仮想化技術「QNX ハイパーバイザー」を車載HMIに応用し、世界で初めて車のコックピットに搭載している。
・メーター、車載マルチメディア、HUD(Head-Up Display)等、複数のHMI製品が持つ、特性の異なる基本OSを、ハイパーバイザーによって一つのマイクロコンピューター上で動作させている。製品同士の表示や音を調整し、車両周辺や運転手の状況に応じて注意喚起や警告を分かりやすくディスプレイに表示する、音で知らせる等で、ドライバーの利便性を向上させている。

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