デンソー、米国にオープンイノベーション拠点を開設 モビリティサービス分野の研究開発を加速
2019/7/18(木)
株式会社デンソーは、7月17日(米国時間 7 月 16 日)、新たなサテライト R&D 拠点として、米国に「シアトル・イノベーション・ラボ」を開設した。本拠点においてオープンイノベーションを強化し、モビリティサービスの研究開発を加速させていく計画だ。
デンソーは、多様な車両データを収集・解析するための車載コンピューター開発や、車両データをクラウドコンピューターと通信で連携させる技術を培ってきた。今回、IT 系企業や大学が多く集結したシアトルに拠点を新設し、デンソーが保有する車両向け技術と先進的な IT 技術の融合を進めていく予定。これまでもデンソーは、米国、イスラエル、カナダ、フィンランドの4カ国にサテライト R&D 拠点を広げ、大学、研究機関、スタートアップ企業とのオープンイノベーション活動を進めてきた。デンソーが世界のイノベーションの震源地に R&D 機能を配置することで、グローバルに地域特性を生かした研究開発を加速させ、次世代のモビリティ社会への実現が期待できる。