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デンソーテン、グリスロを活用した回遊性向上を図るMaaS実証実験に参画

2022/10/27(木)

デンソーテンが提供した
システム構成(イメージ)

株式会社デンソーテン(以下、デンソーテン)は、北九州市八幡東区東田エリアで開催している「近未来都市東田地域回遊モビリティ実証事業」の実証に参画する。10月26日のプレスリリースで明かしている。

同社は、北九州市八幡東区東田エリアを対象とした東田MaaSプロジェクトに、地区関係者や交通事業者等と2020年から取り組んでいる。目的は、アウトレットモールが2022年春に開業したこと等に伴い、来訪者の増加が予測される東田地区の回遊性を高めることなどだ。

さらに、同社は、このプロジェクトの一環として、東田地区、および周辺地域でEVバスやグリーンスローモビリティの実証事業を実施している。目的は、収集した車両情報・人流情報から各エリアの回遊者の居住地属性(市外・市内・地域内)ごとの行動傾向の分析を行うことだ。同時に、グリーンスローモビリティによる回遊性向上効果の推定も行っている。

「近未来都市東田地域回遊モビリティ実証事業」は、東田エリアで10月8日~11月6日の期間で開催されている。同社は、この事業に機能拡張ユニット「m-EDGE」と、車両の電源・駆動力・ボディの統合制御を行う「VCU」(Vehicle Control Unit)を提供した。同事業では、これらのユニットを搭載したグリーンスローモビリティが、ジアウトレット北九州・枝光本町商店街間や東田ミュージアムパークを回遊する。

また、同社は、搭載したユニットにより、グリーンスローモビリティに乗車しているユーザーのデータや車両の稼働状況を把握する。そして、把握したデータを「m-CPS」(mobility-Cyber Physical System)により可視化し、個々のユーザーに応じたサイネージ広告を配信する予定だ。

なお、同社は、グリーンスローモビリティを効率的に運行することで、環境に優しく東田エリアをより快適に安心して回遊してもらえる取り組みに貢献すると述べている。

(出典:デンソーテン Webサイトより)

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