デンソーの新型画像センサーがアルファードに採用 普及フェーズに
2018/1/30(火)
株式会社デンソーは1月29日、普及型の新型画像センサーを開発したことを発表した。夜間歩行者や自転車などを認識し、車両の安全性能を向上させる。今回開発した画像センサーは、昨年7月に発表したミリ波レーダーと合わせ、2018年1月に発売されたトヨタ「新型アルファード」と「新型ヴェルファイア」に搭載されている。
新型の画像センサーは、新たなレンズの開発、撮像素子の高感度化により、夜間の認識性能を向上させた。この画像センサーとミリ波レーダーの組み合わせにより、昼間だけでなく夜間の歩行者の認識を可能にしている。これにより、街灯のある夜間の住宅地においても、歩行者を認識し、緊急時の自動ブレーキが実現できる。また、パターン認識の高精度化により画像認識性能を向上させることで、自転車の認識、三角形・四角形・八角形など日欧米の道路標識の認識に対応。さらに、白線認識アルゴリズムの改良および道路端認識アルゴリズムの追加により、車線維持支援・車線逸脱抑制機能の適用範囲を拡大した。従来品に比べ体積は約4割小型化している。