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DNP、岸和田市の拠点交通広場「山直東」でDNPモビリティポート展開

2022/11/10(木)

新拠点交通広場
「山直東」イメージ図

大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、大阪府岸和田市(以下、岸和田市)の「山直東(やまだいひがし)」開設記念イベントで、ICTを活用した「DNPモビリティポート」のサービスを展開する。11月4日付のプレスリリースで明かした。

近年、国内の人口動態の変化や、加齢等による身体的機能の衰えなどによって鉄道の駅やバス停に行くことが困難になるなど、公共交通機関での移動に不便を感じる生活者が増える傾向にある。こうした状況に対して、岸和田市は、泉州山手線の整備と沿道のまちづくりの一環として、山直東の新拠点交通広場を中心とした「移動がスムーズなまちづくり」に取り組んでいる。

DNPは、大阪スマートシティパートナーズフォーラムのプロジェクトの一環として、2021年度にスマートモビリティ実証実験に参画した。そして、シェアリングサービス利用の人流を分析し、新規路線バスの需要性を導き出すなど、新拠点交通広場における交通計画を継続的にサポートしてきた。

「DNPモビリティポート」は、住民や観光客、高齢者や若者など、誰にでもさまざまな交通が利用しやすい環境をつくり、周遊を促す移動最適化サービスだ。今回DNPは、10月に完成した「山直東」で、11月5日に新規路線バスの運行が始まることに合わせて、「DNPモビリティポート」を導入する。新規路線バスに対応した各バス路線の運行状況やシェアリングサービスの予約サービスなどを提供し、バス交通から電動アシスト自転車などのパーソナルモビリティへのスムーズな乗り換えなどを支援する。

DNPは、「誰が・何を使って・移動するか」といった状況に対して、ICTと独自の認証技術を活かして、シェアリングサービスやオンデマンド交通といった新しい移動手段と公共交通をつなぎ、自由に利用できる仕組みをさらに提供していくという。また、地域の住民が外出したくなるような、移動が楽しくなるような情報も発信していくことで、“誰一人取り残さないスマートシティ”の実現を目指すと述べている。

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