【史上初】水素を電力源とした映画イベント開催 燃料電池電源車などを使用
2021/7/27(火)
シアタープロデュースチームDo it Theater(ドゥイット・シアター)は、ドライブインシアターイベントを7月16・17日に開催した。7月19日付のプレスリリースで明かしている。このイベントは水素を電力源として使用し、トヨタカローラ秋田本店で実施している。
「Drive in Theater 2020」シリーズは、東京から始まり、神奈川、大阪、千葉と全国巡業を行っており、今回は初の東北エリア上陸だ。コロナ禍において、人が多く集まる花火大会や地域の祝祭は2021年になっても中止が続いており、秋田県も例外ではない。今回のドライブインシアターは、2日間で満員となる131台の車で会場が埋め尽くされ、約380名の老若男女が満喫した。「ドライブインシアター2021 inトヨタカローラ秋田」では、燃料電池電源車、燃料電池式可搬形発電装置と FCVのMIRAI からの電力供給を行った。燃料電池電源車と燃料電池式可搬形発電装置は、デンヨー株式会社、トヨタ自動車株式会社が「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」として取り組んでいるものだ。
また、国⽴研究開発法⼈新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との連携を通じて、福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で再生可能エネルギーを活用して製造された水素を一部に使用した。ドライブインシアターへの水素エネルギーの活用は史上初の試みだ。