ドコモ・東急バス、デジタルサイネージを使った混雑平準化の実証実験開始
2021/3/26(金)
ドコモは23日、東急バスと協力し、バス車内の混雑平準化に向け、人々の行動変容を促す実証実験を開始すると発表した。第1弾として、バス停留所のデジタルサイネージへ「ナッジ※」を活用したメッセージ配信を24日から実施する。
※人々にちょっとしたきっかけを与えて、行動を変えてもらうことを促す行動経済学の理論(NTTドコモ プレスリリースより)
今回の実験の目的は、バス停留所のデジタルサイネージに「ナッジ」を活用したメッセージを配信することにより、混雑したバスの乗車を見送るなど、ユーザーの行動を変えるきっかけとしての効果を検証することだ。
デジタルサイネージには、3日から東急バスで実施している「バス車内のリアルタイム混雑状況の配信」を利用する。混雑したバスを避け、空いているバスに乗車することで、快適な環境での乗車を可能とすることや、混雑の平準化により遅延が解消されるといった課題の解決を期待しているという。
また今回の実証実験では、趣向を変えた複数のメッセージを配信することでより効果的な案内の方法を検証し、ユーザーへの案内方法の改善を検討する。なおドコモは第2弾として、ユーザーのスマートフォンへ行動変容を促すメッセージ配信の実証実験も予定していると述べている。
(出典:NTTドコモ Webサイトより)