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ドコモ、国総研・東京大学と共同で国内最大規模の交通ビッグデータを開発

2018/6/5(火)

主な共同研究成果

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、国土交通省 国土技術政策総合研究所(以下、国総研)、および東京大学 空間情報科学研究センター(以下、東京大学)との共同研究により、人の流動を分析することのできる国内最大規模1の交通ビッグデータ「人口流動統計」(以下、本データ)を開発した。

ドコモの通信・統計技術を活用し、信頼性の高い交通ビッグデータへ

ドコモはこれまでに、ドコモの携帯電話ネットワークの運用データを基にした人口分布統計として「モバイル空間統計®」を実用化し、防災分野や観光分野を中心に社会・産業の調査・分析の支援を進めてきた。

一方、交通分野では、人の流動・移動手段などの調査の為に、国や自治体による都市交通調査が現在行われてはいるが、より信頼性が高い統計情報をより短い調査間隔、かつ広い調査エリアで取得できる手段が求められてきた。
本データは、このような背景を受け、ドコモの通信技術や統計処理技術を活用し、交通ビッグデータとして開発したものであり、携帯電話を統計処理することで、24時間365日、日本全域にわたり、どこからどこに何人移動したかを推計する。また、調査対象となるエリアにおける人口流動や、広域エリアにおける移動経路、移動距離、移動速度が推計でき、それらに基づく移動手段(飛行機、新幹線、高速道路)を推定することが可能となる。

さらに、これらの推計値を曜日・週・月・年ごとの変動のデータとして分析できるため、都市圏・地方自治体などにおける新しい都市交通計画への活用が期待される。

※1・・・2018年6月4日(月曜)時点(国総研、ドコモ調べ)

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