ダイナミックマップ基盤、北米事業向けに最大5000万ドルの出資を受ける
2021/8/23(月)
ダイナミックマップ基盤株式会社(以下、ダイナミック基盤)は8月20日、北米事業向けに最大5000万米ドルの出資を受けると発表した。資金提供元は、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(以下、JOIN)だ。
ダイナミック基盤は、2023年頃より高精度3次元地図データ(HDマップ)を搭載した高度な先進運転支援システムの普及が本格化すると予測しているという。2021年4月には、高速道路と自動車専用道路から一般道路へ整備路線を拡張した次世代の高精度3次元地図データ(HDマップ)を発表。「cm級の高精度」や「充実の収録データ」を維持しつつ、新たな価値とコストパフォーマンスを備えている。ダイナミック基盤とJOINは、共同出資会社を設立し、ダイナミック基盤が最大5050万米ドルを、JOINが最大5000万米ドルを出資する。その上で、当該共同出資会社を通じて、ダイナミック基盤の100%子会社である米国Ushr, Inc.(以下、Ushr)に事業資金を拠出する。
Ushrは、米国においてダイナミック基盤と同水準の正確、かつ高品質な高精度なHDマップを提供している。ダイナミック基盤は、今回JOINの出資を得ることで、Ushrは米国において更なるデータ整備エリアの拡大を進めると述べている。