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駐車場選びをスマホで改革 ユーザー参加型データベース始動

2025/8/13(水)

eND合同会社は、次世代型駐車場データベースサービス「PARKI’N SNAP(パーキン スナップ)」を正式に立ち上げた。このサービスは、スマートフォンで駐車場の料金看板を撮影しアップロードするだけで、その情報がAIによって解析される仕組み。同社は将来的に、ユーザーの希望に応じて料金や距離で駐車場を絞り込める検索サービスの展開を計画している。
「PARKI’N SNAP」立ち上げの背景にあるのは「駐車場を探すのが難しい」という多くの人が抱える日常の課題だ。現地に着くまで料金が分からなかったり、行ってみたら既に閉鎖されていたり、そんな経験をした人も多いだろう。「PARKI’N SNAP」は、AIとWEB3の技術を活用して「駐車場探しの不透明さ・ストレスの解消」をテーマに掲げている。

サービスの仕組みは、ユーザーは街中の駐車場で料金看板をスマートフォンで撮影し、それを専用のWebアプリ上にアップロードする流れ。アップロードされた画像はAIが自動的に解析し、人間の手による最終確認を経て、信頼性の高い駐車場情報としてデータベースに追加される。料金体系を正規化する作業をAIが担うことで、フロー全体の工数を大幅に軽減した。

ユーザー参加型の報酬システムも設けられている。最初に駐車場情報を登録したユーザーに、情報提供を証明する「DEED(ディード)」を発行する仕組みだ。DEEDはただの記録ではなく、不定期に実施されるキャンペーンの際にAmazonギフト券と交換できるインセンティブとしても機能する。

eND駐車場データベース

駐車場情報の提供で得られる「DEED」はAmazonギフト券への交換が可能



現在、DEEDはAmazonギフト券への交換機能のみ備えているが、今後はNFTとしての活用も視野に入れ、WEB3技術を活用した報酬システムへの進化も予定だ。これにより、ユーザーの貢献度に応じた報酬の自動付与も可能となる。

今後は、駐車場検索システムだけにとどまらずWEB3の思想をベースにした情報インフラの構築を目指す。将来的には、情報インフラを活用した自動運転や交通インフラ全体の効率化にも貢献していく考えだ。

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