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バイオエタノールを古紙から生産 NEDO採択事業をENEOSら実証

2025/8/15(金)

パイロットプラント
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ENEOSと TOPPAN ホールディングス(以下、TOPPAN HD)はこのたび、両社が進める古紙バイオエタノール実証事業について、日本製紙の富士工場内において、パイロットプラントの建設に向けた工事着手を発表した。

同実証では、TOPPAN HDが開発した、防水加工された紙やノーカーボン紙等の難再生古紙から不要部分を取り除き繊維分が豊富な原料にする前処理プロセスと、ENEOSが開発しているエタノールの連続生産技術を組み合わせて、スケールアップ検討を実施する。日本製紙は、富士工場の一部敷地の提供およびパイロットプラントの一部(糖化発酵プロセス)の運転を担当する予定だ。

また、同実証は、NEDOの「バイオものづくり革命推進事業」として採択を受けている。パイロットプラントの規模は、古紙の投入量として約 1~3t/日、バイオエタノールの生産量としては約300L/日の予定だ。

なお、3社は、パイロットプラントを2027年前半に稼働を開始し、今回の実証を通じて得られる知見を生かし、2030年度以降の同事業の商用化を目指していくと述べている。

(出典:ENEOS Webサイトより)

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