無人搬送eve autonomy社30年1000台拡大に向け15億円調達
2025/7/28(月)
ティアフォーとヤマハ発動機が出資する無人搬送車両・システム開発のeve autonomy(読み:イヴ・オートノミー、本社:静岡県磐田市)は、静岡銀行、日本政策金融公庫と計15億円の融資で合意したと7月23日、発表した。国内外の新市場開拓や製品開発に資金を充て、2030年の稼働1000台を目指す。
イヴ社は、工場や物流施設の敷地屋外での稼働を想定した自動搬送システム「eve auto」を手掛ける。「eve auto」は自動運転とEVカートの技術を組み合わせたもので、設備工事が不要な点、雨天や夜間といった悪条件下での無人搬送を強みとする。現状、約50拠点で80台超の車両が稼働中。同社は、静岡銀行、政策金融公庫の協調融資による資金調達を受けて「すべての『働く』に彩りを加え、人々がより豊かで楽しく、喜びに満ちた人生を歩むことができる社会を実現する」ビジョンの下、さらなる社会貢献を図るとしている。