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フードサプライ「ドライブスルー八百屋」を埼玉で開始 コロナ禍の野菜廃棄問題の解決へ

2021/1/19(火)

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「ドライブスルー八百屋」のイメージ

「ドライブスルー八百屋」を展開する株式会社フードサプライ(以下、フードサプライ)は、業務用青果卸の最大手であるデリカフーズホールディングス株式会社と協業し、「ドライブスルー八百屋」のサービスを埼玉県八潮で開始した。
「ドライブスルー八百屋」は、フードサプライが全国の契約産地での野菜廃棄を防ぐため、接触を極力無くしたドライブスルー形式で、安心・安全な青果物を販売する事業だ。購入者は下車することなくスタッフがトランクに商品を積み込み、人との接触や待ち時間も軽減しながら購入することができる。

フードサプライは元々外食向けに青果の卸業を営んでいたが、2020年4月に「ドライブスルー八百屋」を東京・千葉で開始。その後、北海道、静岡、大阪、京都などにも展開を広げた。

当時、新型コロナウイルスの影響で外食産業の売り上げが激減し、飲食店向けに青果を栽培する全国の契約産地でも商品が余り、多くの野菜が廃棄となってしまう危機的状況にあった。それらの野菜を詰め合わせ、消費者に安全安心な方法で提供したいと考えが「ドライブスルー八百屋」のサービスを生んだという。

今回、新たな緊急事態宣言による飲食店時短要請を受け、再び野菜破棄の課題が浮上し、流通を行っている卸売業・製造業の売り上げが低下している。加えて、農家、製造業、卸売業、物流業は協力金の対象にならず、今回の要請を受け非常に深刻な状況にある。そのような背景から、「ドライブスルー八百屋」を一時中止していた地域での再開や、埼玉県八潮における新オープンを始めた。

■提供するサービスの概要

商品は、全国の契約農家や自社農園から調達した「もったいない野菜セット」を販売する。青果物が品数20種類以上と卵がついた3,500円のセット、それに加え米5キロ付いた5,000円のセットがある。

直近のサービス開催場所・販売日は、以下の通り。セット内容、商品産地、引き取り場所、入荷状況により変更可能性があるとのことだ。

・2021年1月21日(木) 仙台、横浜、大阪
・2021年1月23日(土) 札幌、仙台、八潮、野田、京浜島、横浜、京都、大阪
・2021年1月24日(日) 八潮、京浜島
(24日以降は各地で予め決められた曜日ごとに開催)
購入には前日17時までに事前予約が必要で、電話と予約フォームで受け付けている(千葉県野田、東京都京浜島は前日23時まで予約可能)。在庫状況は、電話にて8時30分から16時の間に問い合わせできる(メールでの問い合わせは不可)。支払いは現金のみとのことだ。

商品内容や商品の引き取り場所などの詳細については、WEBサイト(https://www.foodsupply.co.jp/drivethrough/)から確認できる。

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