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未来シェアの配車サービス、ジオテクノロジーズの地図データベース採用

2022/7/8(金)

株式会社未来シェア(以下、未来シェア)は、オンデマンド・リアルタイム配車サービス「SAVS(Smart Access Vehicle Service 以下、SAVS)」において、ジオテクノロジーズ株式会社(以下、ジオテクノロジーズ)の地図データベース「MapFan DB」の道路ネットワークデータを採用した。ジオテクノロジーズが7月6日付のプレスリリースで明かしている。
地方自治体は、少子高齢化、人口減少、過疎化などによって生活や行政サービスの廃止や廃業が進み、住民の生活や観光交通の利便性が低下するなどの問題を抱えている。国土交通省においては、過疎地の移動手段の確保や観光地での二次交通の確保といった地域の課題解決にも資する重要な手段として、MaaSの全国普及を推進している。

このような背景から、AI配車を活用した公共交通のオンデマンド化を実現するサービスの台頭が目覚ましく、過疎化、高齢化や車社会が進む地域を中心に、持続可能な移動手段として注目されている。

その一つとして、未来シェアはオンデマンド・リアルタイム配車サービス「SAVS」を2016年から提供し、AI技術を駆使して移動の格差をなくす取り組みをしてきた。しかし、サービス提供エリアが広がるにつれて、自治体やドライバーから地図およびルート案内の精度に不安があり、サービス向上を求める声が高まってきたという。

未来シェアは、これを踏まえて、さらにパフォーマンスを最大化させるために、プレミアムプランを開発した。同プランでは、ジオテクノロジーズの道路ネットワークデータを採用し、両社の技術とデータを掛け合わせた高い精度のAI配車を可能としている。


「MapFan DB」は、ジオテクノロジーズが提供している地図データベースだ。最大で年12回の定期リリースを行っており、高精度な地図データは複数の言語にも対応している。商圏分析/エリアマーケティング、災害対策、行政支援、交通計画など、幅広いGIS分野で利用中だ。
なお、ジオテクノロジーズは、パフォーマンスを最大化する高品質な地図データを下支えとして、ルート案内の正確性や精度が向上し、観光地や地方における移動手段の効率化と地域の利便性向上を目指すと述べている。

■未来シェアの「SAVS」サービス担当者のコメント

「オープンデータの無料地図情報では、細かな道路情報がなかったり、一方通行や右左折禁止等の規制情報の正確性に不安があったりなど、解決には事業者自らが、正確な情報を調べてデータ修正等をせねばならないという課題がありました。そこで高い信頼と実績がある「MapFan DB」の道路ネットワークデータを活用した「SAVS」を開発したところ、利用事業者からルート案内の正確性や精度が向上したとのお声をいただいたため、プレミアムプランとして商品化させていただくことになりました。
しかもオーブンデータは1カ所でもデータ修正してしまうと、最新の地図データベースに上書きするのはかなり大変です。「SAVS」のパフォーマンスを最大化するには高品質な地図データの下支えが必要であり、「MapFan DB」の方がより精緻な計算結果の算出ができます。結果としてドライバーへの安心感やサービスへの信頼度向上につながり、より多くのお客様のニーズに応えられると思い、サービスプランの追加に至りました。」

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