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GO、タクシー後部座席タブレットを次世代機に刷新 全面ディスプレイ化で決済・インバウンド対応を強化

2025/8/4(月)

タクシーアプリ『GO』を運営するGO株式会社は、後部座席タブレットの次世代端末を独自開発し、2025年夏より本格導入を開始すると発表した。物理ボタンを廃止した全面ディスプレイを採用し、画面を13インチに大型化。決済時の視認性・操作性を高めるとともに、日英の音声通訳機能も搭載し、乗客の移動体験向上と乗務員の負担軽減を図る。

タクシー車両は自家用車に比べ走行距離が長く、夏冬の厳しい温度変化にさらされるなど過酷な環境で長時間稼働するため、搭載される車載端末には高い耐久性が求められる。GOは2016年より乗客向けの後部座席タブレットを自社開発してきたが、この度、さらなる機能向上を目指した次世代端末を開発した。

新端末の最大の特徴は、従来前面にあった決済機の物理ボタンをなくし、全面ディスプレイ化した点にある。これにより画面サイズは従来の10インチから13インチへと拡大し、決済画面の視認性と操作性が格段に向上した。また、乗務員端末との連携を強化することで通信の安定性を高め、よりスムーズな決済を実現。さらに、デュアルSIMを搭載(今秋対応予定)することで、通信障害発生時のリスクにも備える。

機能面では、インバウンド需要への対応も強化された。タブレット画面は日本語と英語のバイリンガル表示に対応するほか、両言語の音声通訳機能も搭載。これにより、訪日外国人と乗務員間のコミュニケーションを円滑にサポートする。

この次世代端末は、クレジットカード、交通系IC、各種QRコード決済など多様な支払い方法に対応し、日本最大のタクシーサイネージメディア『TOKYO PRIME』も放映する。今夏より、後部座席タブレットを導入する全国36都道府県のGO提携車両約7万1000台にて順次、本モデルへの統一を進める計画だ。GOは、このセルフレジ型オールインワンタブレットの提供を通じて、乗客の利便性向上と乗務員の運行・営業効率向上に貢献していくとしている。

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