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Hacobu、AI配車支援機能を提供開始 既存業務フローに組み込み可能

2025/10/27(月)

Hacobuは10月24日、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」において、AI配車支援機能の提供開始を発表した。

同機能は、生成AIを活用して案件情報を自動生成できるようにしたものだ。対象となる出荷指示を選択するだけで、生成AIがその内容をもとにチャーター便の案件情報を自動生成する。これにより、従来の手入力作業を削減し、短時間で必要な情報を整理できるという。さらに、自動生成された案件情報は画面上で確認でき、必要に応じて修正や調整ができる。そのまま協力運送事業者への依頼に活用でき、既存の業務フローにスムーズに組み込めるとのことだ。

納品先が5件以内程度のシンプルなルート配車、メーカー工場からの出荷指示を基に配送依頼書を作成するケース、完全自動化ではなく業務の補助としてAIを活用したいケースなどでの利用を想定しているという。

また、同機能は、川崎重工業(以下、川崎重工)に、実務で重視されるポイントやルールをヒアリングし、現場の業務に即した形で機能を設計したものだ。川崎重工の明石工場において同機能の活用を開始しているという。

なお、Hacobuは、MOVO Vistaを通じて、現場の業務の中で自然に最新のAIを活用できる環境を提供し、変化し続ける物流領域の課題解決に貢献していくと述べている。

▼関係者のコメント
■川崎重工 精密機械・ロボットカンパニー ロボットディビジョン 生産総括部 生産管理部 生産管理二課 主事 堺大夢様氏のコメント
川崎重工業ロボットディビジョンでは、物流効率化・運送委託先との連携強化・業務の属人化排除を目的にMOVO Vistaを導入しました。導入に際しては社内基幹システムとの連携に課題がありましたが、Hacobu社の支援により、AIによる省力化機能を完備した、現場に寄り添った使いやすいシステムが完成し、当社社員および委託先の皆様が、愛着を持って活用しています。引き続き、持続可能な物流と“喜び豊かな未来”の実現を目指して全力で取り組んでまいります。

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