まちづくりDXへ 阪神電鉄、ICTソリューションを紹介したサイト公開
2023/6/22(木)
阪神電気鉄道株式会社(以下、阪神電鉄)は6月19日、全国の自治体の“まちづくりDX”に貢献するため、まちづくりDXウェブサイトを公開した。
このウェブサイトでは、アイテック阪急阪神株式会社、株式会社ミマモルメ、阪神ケーブルエンジニアリング株式会社をはじめとした、各グループ会社が持つICTソリューションのサービスを網羅的に紹介している。具体的には、「安心・安全ソリューション」、「教育ソリューション」、「観光ソリューション」、「健康ソリューション」、「交通ソリューション」、「防災ソリューション」といった分野のサービスを紹介中だ。「安心・安全ソリューション」では、街中に設置された見守りカメラや、ミマモルメを通して地域の安心・安全に役立てることができる。ミマモルメは、「登下校ミマモルメ」「まちなかミマモルメ」など、ICタグを活用し、所定場所の通過時間などを知らせるサービスだ。
また、「教育ソリューション」では、未来を担う子どもたちの「夢を実現するチカラ」を育む教育を支援。「観光ソリューション」では、建築物およびアート作品のデジタル化やリモート観光などデジタル技術を活用することで観光産業を支援する。
くわえて、「健康ソリューション」では、健康状態を遠隔からモニタリングできるサービスなどデジタル技術で健康をサポートする。「交通ソリューション」では、交通網にサイネージとインターネットを連動させ「必要な時に、必要な場所に、必要な情報を」届けるという。さらに、
「防災ソリューション」では、気象観測カメラやサイネージ、避難所の案内、災害/防災情報の提供など、防災に関する情報発信を支援する。
なお、同社は、今後これらの技術を、各自治体のニーズに応じて柔軟に組み合せ、また、カスタマイズして、ワンストップで提供する。同時に、政府が目標とする「2030年までに全ての地方自治体がデジタル実装に取り組む」ことも視野に、人に優しく寄り添えるサービスの実現を目指すと述べている。