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阪神電鉄ら、ローカル5G、AI画像認識等を活用した実証実験実施

2022/12/6(火)

阪神電気鉄道株式会社(以下、阪神電鉄)ら4社は、阪神本線においてローカル5G、およびAI画像認識等を活用した実証実験を開始する。12月5日付のプレスリリースで明かした。

阪急阪神ホールディングスグループでは、デジタル技術の活用による既存事業の生産性・効率性の向上や、デジタル空間等における新たな収益事業の創出を目指している。その上で、さまざまなDXに関する取り組みを進めている。

鉄道事業においては、将来、国内労働力人口の減少によって懸念される乗務員、保守作業員等の不足に対応するため、新技術の活用によるさらなる安全性向上と鉄道運営効率化の実現に向けて検討を行っている。2021年度には、阪神電車武庫川線においてローカル5GやAIの活用に向けた基礎検証を実施した。

2022年度の実証は、アイテック阪急阪神株式会社、阪神電鉄、阪神ケーブルエンジニアリング株式会社、日本電気株式会社(NEC)の4社で実施する。この実証では、2021年度の基礎検証の発展として、車地上間通信を基盤としたシステムを新たに開発し、運行管理システム等の既存システムとの連携試験や現場での試行を実施する。そして、安全対策の高度化や設備点検業務の省人化等に係る有効性評価、課題抽出、および将来実装に向けた具体的な検討(課題実証)を行う予定だ。

さらに、ローカル5GについてはSub6帯の電波を利用し、阪神本線の一部区間(西宮駅~芦屋駅、御影駅周辺)をカバーするよう環境構築を行う。これにより、鉄道線路上における電波伝搬や線路外への電波漏洩抑制手法に関する技術的検証(技術実証)を実施する。

なお、同実験は、総務省「令和4年度 課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証(特殊な環境における実証事業)」の一環として実施する。


(出典:阪神電鉄 Webサイトより)

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