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HERE、プラットフォーム内でTomorrowの気象データを利用可能に

2021/5/17(月)

HERE Thchnologies(以下、HERE)は5月13日、同社のオープンプラットフォームであるHERE Marketplaceで、気象テクノロジー企業であるTomorrow.ioの気象データを利用できるようになると発表した。

Tomorrow.ioは、独自のテクノロジーを用いてハイパーローカル(局地的)な気象と大気質ソリューションを、市街地レベル、分単位の気象予測を活用して、大気質、および大気質リスクの影響度をレベルで提供している。また、独自の小型気象衛星群の打ち上げを来年行う計画があることを発表した。この計画が成功すれば、レーダーを搭載した気象衛星群により、世界中の気象状況をより正確に把握し、予測能力を高めることができるようになるという。

HERE MarketplaceにTomorrow.ioの気象データが加わることにより、企業は、気象状況がビジネスに及ぼす影響の予測、組織のコミュニケーションや行動計画の合理化、生産性の向上、および収益率の最適化の観点から、業務効率を向上できるようになる。自動車業界から保険や医療まで、気象の影響を受ける業界に合わせたカスタマイズ可能だ。

■HEREの事業開発部門のディレクターであるSteve Bonn氏のコメント

「開発者、データサイエンティスト、ビジネスアナリストをはじめとするさまざまなお客様が、気象パラメーターから大気質のデータまでを含むTomorrow.ioのすべての気象データスイートにHERE Marketplaceを通じてアクセスできるようになりました。より多くのデータ提供事業者がHEREの位置情報プラットフォームを活用し、法人顧客に有益なデータへの安全かつ拡張性のあるアクセスを提供する中、今回の提携は、当社のプラットフォームの進化における新たな素晴らしい前進です。」

■Tomorrow.ioのCMO(最高マーケティング責任者)であるDan Slagen氏のコメント
「大気質は、人々、企業、都市、政府、環境保護団体にとって、世界規模の大きな懸念となっています。HEREとの提携により、さまざまな業界のお客様や開発者の方々に当社のユニークな大気質ソリューションや気象データが利用可能となり、未来のアプリやソリューションを構築できるようになることをうれしく思っています。」

(画像:HERE プレスリリースより)

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