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HERE、HERE SDK Navigateを日本でも提供開始

2022/9/16(金)

オランダを拠点にしている地図関連企業HERE Technologies(以下、HERE)は、日本でのHERE SDK Navigate(ソフトウエア開発キット)を提供開始する。9月13日付のプレスリリースで明かしている。

日本には高度なモバイルインターネットエコシステムの基盤がある。現在、日本のインターネットユーザーの92%がスマートフォンを所有している※。5G対応スマートフォンへの需要増大とともに※2、高度なモバイルアプリも次々と生まれている。位置データ/サービスは、現在および未来のモバイルアプリの土台となるものであり、企業にとってはユーザーに機能、体験、メリットを提供するための必須要素だ。

※1 Digital 2022 Japan, We Are Social調べ
※2 Counterpoint Research調べ

HERE SDK Navigateは、HEREが提供する最新の位置情報開発ツールだ。HERE SDK Navigateを活用することにより、地図機能をカスタマイズしたり、トラック向けのルート案内を組み込んだりすることが可能になる。ほかにも、車載カーナビゲーションを開発したり、リアルタイムおよび過去の渋滞情報など活用したりすることも可能だ。これにより、グローバル企業や日本国内のさまざまな業種の企業が、モバイルアプリケーションを強化することができる。

ほかにも、HERE SDK Navigateは、複数の機能を提供する。具体的には、車やトラックのターンバイターン(TBT)ナビゲーション、詳細な経路案内、ジオコーディングと検索、ネットワークポジショニング、ダウンロード可能なオフライン用地図データなどだ。

台南に拠点を置くオートバイメーカーAeonmotorのエグゼクティブアシスタント Charlie Chung氏は、「Aeonmotorは2018年からHERE SDKを利用しています。以来、お客様には非常に好評で、もはや市場での当社の競争力を維持する定番の機能となっています。」とも語っている。

▼関係者のコメント
■三菱商事株式会社 産業DX部門インダストリーDX部 部長代行 兼 グローバルマーケティングチームリーダー 河西壮夫氏のコメント
「過去2年間、三菱商事はHERE Technologiesと提携し、日本市場における機会を検討し、ロケーションインテリジェンスを利用したビジネスのデジタルトランスフォーメーションを支援してきました。日本におけるHERE SDKにより、企業がモビリティをさらに進化させ、よりスマートで効率的なビジネスへと変革することができると確信しています。」

■船井総研ロジ株式会社の取締役 常務執行役員 橋本直行氏のコメント
「慢性的な人手不足の深刻化が喫緊の課題となっている日本。さらに、日本の物流業界では『2024年問題』が迫っており、トラックドライバーの残業規制がより厳しくなることが予想されます。これらのことから、物流セクターの近代化が急務となっています。テクノロジーはそのための一つの手段です。HERE SDKが日本で利用できるようになったことで、トラックドライバーにスムーズなナビゲーション体験を提供し、お客様をサポートすることができるようになることを期待いたします。」

■HEREの日本法人HERE Japan株式会社の代表取締役社長 高橋明宏氏のコメント
「日本のお客様やパートナーにHERE SDK Navigateの提供を開始することはHEREにとって重要な出来事です。HEREは、お客様やパートナーが機能をカスタマイズし、その顧客にシームレスなナビゲーション体験を提供できるようサポートしていきたいと考えています。同時に、世界中のさまざまな業界の企業がこの新しい製品を利用し、日本のローカルデータを使って日本のユーザーに到達することを期待しています。」

(出典:HERE Webサイトより)

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