日立市と日立製作所、2035年の「日立市の公共交通の将来像」発表
2024/11/29(金)
茨城県日立市(以下、日立市)と株式会社日立製作所(以下、日立製作所)は11月22日、次世代未来都市(スマートシティ)の実現にむけた共創プロジェクトで推進するテーマの一つ「公共交通のスマート化」において、2035年の「日立市の公共交通の将来像」として、グランドデザインを発表した。
同デザインは、「多様な移動手段を組み合わせた誰もが移動しやすいまち」を目指したものだ。自動運転の進化やライドシェアの緩和・解禁など大きな社会潮流や技術発展、日立市の地域公共交通計画などを踏まえながら、市民視点にたったワークショップを継続的に実施。その中で、2035年の理想的な未来のビジョンをイメージしたうえで、そこから振り返り、次世代モビリティや統合アプリの導入など「利用シーン」や「移動サービス」を具体化している。
また、両者は、グランドデザイン実現に向けた取り組みの第一弾として、 自動運転車両などの次世代モビリティ実証実験を日立市内で開始する。具体的には、12月7日、8日に日立駅前新都市広場周辺で、高齢者向けや通勤者向けの新たな移動手段の導入可能性を検討する実証を実施する予定だ。実証を通じて、次世代モビリティの有効性や課題を検証し、市民の想いも取り込みながら社会実装に向けた解決策や今後の交通施策に生かしていくという。
なお、両者は、公共交通のみならずグリーン産業都市やデジタル健康・医療・介護など他テーマの取り組みともデジタルを通じて連動し、産学金官のステークホルダーと連携をしながら、エコシステムでのSociety 5.0 の実現をともに目指していくと述べている。
(出典:日立製作所 Webサイトより)