一般道の自動運転24年度に日立市で 政府デジタルライフライン整備
2023/9/19(火)
政府は9月15日、「デジタルライフライン全国総合整備計画」の中間とりまとめ案を発表した。2024年度をめどに茨城県日立市の一般道で※レベル4自動運転を始めることや、ドローン航路、モビリティハブ設置などの方針を示した。
※特定条件下においてシステムが全ての運転 タスクを実施する自動運転
自動運転では、日立市の大甕(おおみか)駅周辺の一般道を自動運転支援道とし、車両検知センサーやカメラ、通信の環境を整える。整備予定の地域では、株式会社みちのりホールディングスのグループ会社がバス高速輸送システム(BRT)をBRT専用道約6キロメートルと一般道2キロの8キロ区間で運行している。
23年度内にレベル4の運航許認可取得、24年度のレベル4車両定常運行を目標とする。25年度に乗務員なしの運行を図る。自動運転モデルをみちのりグループがバスを運行する他地域にも横展開する。
政府は高速道路でも自動運転を整備する。新東名高速道路の駿河湾沼津SAから浜松SA間100キロ程度で、深夜時間帯に自動運転車用レーンを24年度に設定する。トラックの自動運転の技術検証を行う。25年度以降には東北自動車道6車線区間の一部でも専用レーンを置く考え。