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HKS、英ケータハムの新型EV「プロジェクトV」に技術協力 専用サスペンション開発で“走り”を追求

2025/12/16(火)

株式会社エッチ・ケー・エス(以下、HKS)は2025年12月12日、英・ケータハム社が進める新型EVスポーツクーペ「プロジェクトV(Project V)」の開発プロジェクトにおいて、技術協力を行うと発表した。HKSは、試作車(プロトタイプ)向けのサスペンションシステムを開発・提供し、EVにおいてもケータハムらしい走りの実現を支援する。

「プロジェクトV」は、「セブン」シリーズなどで知られるケータハムが、電動化時代においてもブランドDNAである「Pure.Simple.Fun.」を継承するために開発しているEVスポーツクーペだ。

ケータハムは現在、株式会社東京アールアンドデーと連携してプロトタイプの完成を目指しているが、ここに日本のチューニングパーツメーカーとして長い歴史を持つHKSが新たに参画することとなった。

HKSは本プロジェクトに対し、EVスポーツクーペの特性に最適化した高性能サスペンションシステムの試作品を提供する。

バッテリー搭載による重量配分やトルク特性の変化など、EV特有の挙動に対応しつつ、ハンドリング性能と乗り心地を高次元でバランスさせるため、長年培ってきた解析・チューニング技術を投入する。
 
HKSは1973年の創業以来、エンジンパーツやターボ、足回りなどのアフターパーツ開発で市場をリードしてきた。近年ではバッテリー交換式EVトラックのバッテリーパック開発など、電動化技術の研究開発にも注力している。

今回の協業は、これまで築き上げた「走りの技術」を、次世代のEVスポーツカー開発に昇華させる取り組みといえる。

なお、量産化に向けて製作された最新のプロトタイプ車両は、2026年1月9日から幕張メッセで開催される「東京オートサロン2026」のケータハムカーズジャパンブースにて、世界初公開される予定だ。

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