ホンダの中国法人、中国の自動運転開発スタートアップ企業AutoXと提携
2021/4/19(月)
中国の自動運転開発スタートアップ企業AutoXは4月16日、自動運転技術開発について本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)の中国法人、本田技研科技(中国)有限公司との提携を発表した。さらに、ホンダのアコード(ACCORD)とインスパイア(INSPIRE)に最新のAutoXジェネレーション5自動運転システムを搭載した自動運転フリートをリリースする。
AutoXは、中国深圳に本社を構えており、「誰でも楽しめる自動運転」を使命としている。2020年4月から中国深圳市で、完全無人運転RoboTaxiを実証実験しており、2021年1月に世界で2番目、中国では初となる唯一の完全無人運転RoboTaxiサービスを一般公開した。
また、上海、深圳、武漢など、中国で最も人口密度の高く繁雑なこれらの都市で100台以上のRoboTaxiを運営しており、自社のAIプラットフォームでこれらの都市の一般道路を問題なく処理している。さらに、上海で展開したRoboTaxiサービスは、誰もがアプリを介して利用することが可能だ。2020年7月には、カリフォルニア車両管理局から完全無人運転のRoboTaxi許可を、世界で2番目、中国では初めて取得した。
ホンダは道路を使う誰もが事故に遭わない社会の実現を目指しており、「Safety for Everyone」のスローガンのもと、安全技術の研究・開発を世界に先駆けて取り組んでいる。3月5日には、「Honda SENSING Elite」を搭載したレジェンド(LEGEND)を日本国内で発表した。AutoXの最新鋭技術を利用して、中国一般道路での自動運転実証実験を通じて中国の交通環境への理解を深め、より安全で高度な自動運転技術を開発し、現地道路に適した自動運転ソリューションを模索しているという。