ニュース

ホンダのEVバッテリーパック輸送モデル構築、日本通運とJR貨物協力

2025/9/11(木)

NIPPON EXPRESSホールディングスは9月10日、グループ会社である日本通運がホンダと日本貨物鉄道(以下、JR貨物)とともに、ホンダ製EV「N-VAN e:」に搭載されるバッテリーパックの長距離鉄道輸送の本格稼働への協力を発表した。

今回の取り組みは、ホンダが推進する環境配慮型物流の強化施策として、茨城県のバッテリー出荷拠点から三重県のホンダ鈴鹿製作所まで、約500kmに及ぶ区間において鉄道を主な輸送手段とする新たな輸送モデルだ。

具体的には、ホンダが積載治具の設計・製作を主導し、日本通運が輸送計画の策定と現場運用を担い、JR貨物が全国を網羅する鉄道ネットワークと高信頼の輸送体制を提供する。また、このモデルでは、従来の全区間トラック輸送と比較して、年間約74.5%(約698.5t)のCO2排出量削減が見込まれる。くわえて、長距離トラック運行に伴うドライバーの拘束時間も約78.8%(約2542時間/年)削減できるという。

さらに、今回の取り組みでは、バッテリーパックの積載治具の積み降ろしを円滑に行うための特別仕様のコンテナ「Hondaラッピングコンテナ」を新たに導入し、安全性と作業効率の向上を図っているとのことだ。

輸送モデル

get_the_ID : 247344
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る