コネクテッド時代のHMIソリューションとは?―ニュアンス社がつくるHuman Likeな人とクルマの関係性
有料会員限定記事
2018/11/19(月)
音声認識・自然言語理解などのソリューションを提供しているNuance Communications Inc.は、CES2018で展示された「TOYOTA Concept-愛i」や6月に発表されたメルセデス・ベンツの新型Aクラスに、同社のコネクテッドカー向けプラットフォームである「Dragon Drive」が採用されるなど、注目を集めている。9月14日、同グループのニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン株式会社は、オートモーティブ事業の音声認識ソリューションのデモを行った。スマートスピーカーの流行も手伝い過熱するこの分野で、車載器向けに圧倒的なシェアを占める同社技術の現在地に迫る。
ニュアンス・コミュニケーションズの概要
同社は米マサチューセッツ州に拠点を置き、オートモーティブ・ヘルスケアなどのビジネス領域でソリューションを70カ国に展開している。オートモーティブ事業では、「“Human Like”な人とクルマの関係を実現して自動車のブランド価値を最大化」することを目標に掲げ、カーナビなどに使用される音声認識・音声合成技術を提供している。こうした技術を製品化したソフトウェアを「Dragon Drive」と総称し、音声技術関連のプラットフォームやアプリケーションパッケージとして提供している。オートモーティブ事業のプリンシパルマーケティングマネージャーを務める村上久幸氏は、「最終的に各自動車メーカーが目指すブランド体験を実現するためのオートモーティブ・アシスタントを形作っていく」と語り、「自分たちは黒子(くろこ)で、自動車メーカーにテクノロジーを提供するアシスタント」という立ち位置を繰り返し強調した。純正・アフター問わずカーナビ向けのソリューションで高いシェアを占める同社はTier2に位置し、国内外ほぼ全てのTier1との取引実績がある一方で、正に黒子的な存在としてコネクテッド時代のHMIを陰で支えている。※このコンテンツはLIGAREオンライン法人プレミアム会員限定公開です。会員の場合はログインしてください。
無料会員および有効期限切れの場合は以下のページから法人プレミアム会員にお申し込みください。
無料会員および有効期限切れの場合は以下のページから法人プレミアム会員にお申し込みください。