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出光興産取り組みまとめ【2022年1月~2023年4月】

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2023/5/11(木)

IDEPASSによる
電力分別供給イメージ

出光興産株式会社(以下、出光興産)は、再生可能エネルギーを利用したEV充電や超小型EVなど、モビリティ関連の取り組みも推進している。また、サービスステーションを活用した「スマートよろずや」活動も展開中だ。当記事では、出光興産が2022年1月~2023年4月に行った取り組みについてまとめる。

再生可能エネルギー
出光興産は、再生可能エネルギー由来の電力(以下、再エネ電力)を調達できる施設において、電力使用者がどちらを使用するのか自ら選択できる分別供給システム「IDEPASS(イデパス)」を開発した。2023年3月29日付のプレスリリースで明かしている。

「IDEPASS」の特徴は、「テナント、部屋単位でも再エネ電力の使用を選択可能」であることと、「EV充電でも再エネ電力を選択可能な『再エネチョイス』」だ。

「テナント、部屋単位でも再エネ電力の使用を選択可能」というのは、従来の類似システムよりも細やかな「分別単位」(分電盤設置単位)で供給電力を分別・可視化し、電力を分別供給することが可能ということだ。これにより、テナントごと、分電盤設置状況によっては部屋ごとに、利用者自身がどの電力を使用するのかを選択することができる。くわえて、ブロックチェーン技術により、高いトレーサビリティとデータの信頼性を担保する。

一方、「再エネチョイス」では、発電から消費の流れを捕捉する電力取引管理システムを1分単位で運用することで、EV充電のようなごく短時間の電力供給においても再エネ電力の供給を選択することが可能だ。

また、同社は、「IDEPASS」、「再エネチョイス」を使用した電力供給事業の実証を開始し、事業性の検証・評価を2023年4月から開始した。並行して、カーボンニュートラル達成に向けた総合的な施策として、IDEPASS、再エネチョイス、オンサイトPPA用太陽光パネル、EV充電器等のパッケージ導入を、全国の自治体や企業に提案していく予定だとした。同パッケージは、2023年度より全国で展開していくという。くわえて、IDEPASSシステムの販売・ライセンス等の事業化も視野に入れているとのことだ。



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