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出光興産ら、EV・蓄電池の充放電と空調出力の連携制御の実証開始

2023/9/29(金)

空調制御機器を取り付けた
空調室外機(左)
蓄電池・EVの充放電と
空調の連携制御のイメージ(右)

出光興産株式会社(以下、出光興産)は9月28日、宮崎県国富町(以下、国富町)と国富町役場でのEV・蓄電池の充放電と空調出力の連携制御による電力利用の最適化実証実験開始を発表した。

出光興産、国富町、日本ユニシス株式会社(現 BIPROGY株式会社)、株式会社スマートドライブの4者は2021年10月、「宮崎県国富町役場でのエネルギーマネジメント実証実験の開始について」を発表した。このときに開発したエネルギーマネジメントシステムでは、蓄電池・EVを制御対象としている。



今回の実証では、蓄電池・EVにくわえて、施設の電力需要に占める割合が大きい空調の室外機の消費電力を抑制することで、契約電力をより大きく低減する。さらに、電力需要のひっ迫時に小売電気事業者から発せられる節電(デマンドレスポンス)要請を想定した制御についても検証するという。実証期間は、2023年8月~2024年3月の予定だ。

また、出光興産は、同実証で得た知見を元に、「idemitsu CN(カーボンニュートラル)支援サービス 」の新たなメニューとして、EV・蓄電池の充放電と連携可能な空調制御システムの提供を目指す。同サービスは、2022年8月に開始したものだ。

なお、出光興産は、同実証を通して、EV・蓄電池の充放電と連携した空調制御による消費電力低減サービスの構築を行い、自治体・企業が利用するエネルギーの脱炭素化に貢献すると述べている。

蓄電池・EVの放電と空調消費電力低減による
ピークカット、デマンドレスポンス
イメージ



(出典:出光興産 Webサイトより)

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