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京都リサーチパーク地区でスマート社会の実現に向けた実証実験実施

2021/7/14(水)

「京都ビッグデータ活用プラットフォーム」の実証実験において、インクリメントP株式会社(以下、インクリメントP)の地図APIサービス「MapFan API」が採用された。インクリメントPが7月13日付のプレスリリースで明かしている。

インクリメントPは、日本全国の地図整備からサービス提供までを手掛けている企業だ。カーナビ向けの地図データや地図更新ソフト開発、「MapFan」ブランドで地図サービスを展開している。同社の提供する「MapFan API」は、ウェブサイトや業務システムなどに簡単に地図を組み込むことができる、法人向け地図APIサービスだ。地図表示・ルート検索・スポット検索などの機能を備え、店舗案内や物流システムなど位置情報に関わるさまざまなサービスに利用できる。地図情報の多言語化にも対応し、13カ国(14言語)の地名や建物・施設名の表示が可能だ。

今回、実証実験を行う「京都ビッグデータ活用プラットフォーム」は、大学や研究機関、企業等の多様なプレイヤーが参画する官民プラットフォームだ。京都府、一般社団法人京都スマートシティ推進協議会及び公益財団法人京都産業21が推進している。新たなサービスやアライアンス創出の場を提供し、産業活性化を図るとともに、データ活用に基づく超快適スマート社会の創出を目指す。2021年1月には「スマート街区ワーキンググループ」を発足・開催し、京都リサーチパーク地区を対象として新規プロジェクトの始動に向け準備を進めてきた。

実証実験第1弾は、スマート社会の実現に必要な技術・サービスを持つ各分野の代表企業7社が連携し、7月中旬より開始する。目的は、街区内管理の全体最適化・街区一帯の価値向上だ。次世代型のスマートサイネージを使って施設情報や周辺情報を入居所や来館者に対して提供する。これにより、利便性の向上、域内施設の混雑情報、CO2濃度の可視化による新型コロナウィルス感染症対策等の実証に取り組む。なお、秋頃に実証実験第2弾を発表予定だ。

スマートサイネージ地図画面



(出典:インクリメントP Webサイトより)

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