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日本初の系統用蓄電池専業ファンド創設 伊藤忠商事らが運営事業者に

2023/12/6(水)

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伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠商事)は12月4日、Gore Street Capital Limited(以下、GSC社)と法人を設立の上、東京都が出資参画する官民連携ファンドを運営すると発表した。2023年度内に東京都が20億円の資金を拠出し、伊藤忠商事を含む民間企業からの出資も募った上で、系統用蓄電池への投資を進めていくという。
GSC社は、2016年より世界に先駆けて系統用蓄電池事業に携わり、欧米を中心に世界最大級の系統用蓄電池専業上場ファンドを運営している。今回のファンド創設の目的は、電力系統の安定化に資する系統用蓄電池の普及促進だ。伊藤忠商事とGSC社は、今回のファンドの運営事業者として関東エリアの系統用蓄電池を増やし、電力市場への需給調整機能を提供することで、再エネ電源の普及・脱炭素化を加速させていくという。

なお、伊藤忠商事は、系統用蓄電池専業のファンド組成という新たな資金調達手法をGSC社と共同で実行し、資金調達手法の多様化に貢献する。

さらに、今回の事業により創出される「調整力」が、再生可能エネルギーの導入拡大と安定供給に寄与するために、GSC社と共同で今回の事業に取り組んでいくと述べている。

(出典:伊藤忠商事 Webサイトより)

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