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みちのりホールディングス、岩手でMaaSサービス開始 インバウンド利用を促進

2018/12/5(水)

株式会社みちのりホールディングス(以下、みちのりHD)、岩手県北自動車株式会社(以下、岩手県北バス)、株式会社エムティーアイ(以下、エムティーアイ)は、バスで利用可能なMaaSアプリを12月中旬にリリースし、岩手県北バスが運行する仙台空港~松島・平泉・花巻線で無料提供することを発表した。なおこのサービスでは、宮城県の仙台空港発着二次交通利用拡大事業委託業務と連携し、インバウンド利用を促進することを目指す。
アプリでは、バス検索から予約・支払・発券までを行い、さらに沿線の観光施設の紹介およびクーポンの発行といった機能をスマートフォンひとつにまとめる。また日本語以外に、英語、韓国語、繁体字、簡体字に対応しており、インバウンド旅行者も簡単に利用することができる。仙台空港~松島・平泉・花巻線は、日本三景・松島と世界遺産・平泉を仙台空港および花巻空港から結ぶ東北観光の定番ルート。国内外からの空港利用者にとってな便利なサービスだ。

今後は、クーポン提供店舗の拡大や事前購入等の機能を強化し、観光客の利便性を改善することで、日本人旅行者だけでなく、特にインバウンド旅行者の積極的な取り込みを図る。こうした機能強化によってバス路線沿線の観光施設との連携を強化し、バスによる送客機能を充実させ、地域経済の活性化に資する観光型MaaSモデルの実現を目指す。また、当面は仙台空港~松島・平泉・花巻線でサービスの検証、及び利便性の改善を行い、段階的にみちのりグループの各路線への展開を予定している。みちのりグループでは東北・北関東の6社で、観光客をターゲットにした企画切符等を発売している路線が約50路線あり、今後はこうした路線への展開を目指す。

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