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ジョルダン、千葉県佐倉市で顔認証による乗車代金決済システム実証実験開始

2021/5/12(水)

バス車内の顔認証システム

ジョルダン株式会社(以下、ジョルダン)は5月10日、千葉県佐倉市ユーカリが丘を開発する街づくり企業である山万株式会社(以下、山万)と共に、2020年11月に運行を開始した新規の路線バス事業(以下、ユーカリが丘コミュニティバス)での顔認証乗車システム実証実験を開始すると発表した。
ジョルダンは、2015年より、まちづくりクラウドサービス「JorudanStyle」の提供を開始した。4月27日には、非接触による認証強化、およびキャッシュレス対応を可能にした「JorudanStyle3.1」として新たにサービスを提供している。

今回の実証実験では、パナソニック株式会社の顔認証技術の活用と、ジョルダンによる決済・チケット管理のシステム「JorudanStyle3.1」を導入する。これにより、バスに乗車する際に、現金の支払いや定期券の提示などをすることなく、顔認証で乗車代金の決済が可能だ。

また、2021年夏頃には、同エリア内を走行する新交通システム「山万ユーカリが丘線」の改札においても、事前の切符購入や定期券の読み取りをすることなく、顔認証にて決済する実証実験を開始する予定だ。顔認証乗車システムを使った、バスと鉄道の両方で利用できる乗車代金を可能にし、「ユーカリが丘版MaaS」実現へ向けてスタートする。

山万ユーカリが丘線
顔認証システム(イメージ)


将来的には、自家用車を利用できない高齢者や子供が安心して便利に移動できる、新しい都市交通システムの実現を目指すという。そのために、もっと気軽に移動できるようなパーソナルモビリティや、自動運転によるバス運行、ドローンタクシーといったさまざまな交通手段の提供を検討している。それらの交通手段を IoT 技術を用いてシームレスに利用できる仕組みの導入によって、「ユーカリが丘版 MaaS」の拡充を計画中だ。


(出典:ジョルダン Webサイトより)

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