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JR東日本など3社、沿線まるごとホテルの追加予約枠を販売

2021/3/9(火)

図 沿線まるごとホテルの事業イメージ

図 沿線まるごとホテルの事業イメージ

JR東日本スタートアップ株式会社(以下、JR東日本スタートアップ)と、株式会社さとゆめ(以下、さとゆめ)、東日本旅客鉄道株式会社八王子支社(以下、JR東日本)は、鉄道沿線に点在する空き家をホテル客室に改修。沿線全体をホテルに見立てる「沿線まるごとホテル」の本格展開を目指す。2021年2月17日(水)~3月31日(水)まで、東京・多摩地区のJR青梅線で実証実験を実施。実証実験として販売する「沿線まるごとホテル」宿泊プランが好評、予約枠が完売し、4月20日(火)まで延長することを決定した。

この実証実験の背景は、2015年の国勢調査がきっかけで1920年の国勢調査開始以来、初めて人口が減少したという結果が発表され、地方都市や農山漁村では、過疎高齢化が顕著であり、空き家や空き店舗の増加、生活の足である鉄道の乗降客数の減少などが大きな問題である。地方の現状を鑑み、JR東日本・JR東日本スタートアップ・さとゆめは、JR東日本の鉄道沿線を中心に、空き家や無人駅などを活用してwithコロナ時代に注目されているマイクロツーリズムや、滞在型観光を促進する沿線活性化モデル「沿線まるごとホテル」の事業化を目指している。

事業化に向けては、沿線の過疎高齢化や、乗降客数減の課題に直面しつつも、マイクロツーリズムの目的地として注目されている東京・多摩地区のJR東京アドベンチャーライン(以下、青梅線)沿線から実証実験をスタートさせた。

また、沿線まるごとホテルとは、無人駅の駅舎等のJR東日本の交通インフラをホテルのフロントやロビーとして活用。沿線集落の古民家(空き家)をホテル客室に改修。地域住民と接客・運営を行い、「沿線まるごとホテル」の世界観を構築、新たな滞在型観光、マイクロツーリズムの創出を図るものだ。

なお、沿線まるごとホテルの実証実験は、「1つの鉄道(青梅線)、2つの駅(白丸駅、奥多摩駅)、3つの集落(奥多摩町白丸集落・境集落、小菅村中組集落)」を楽しんでいただく体験・宿泊プラン「無人駅からはじまる、源流への旅」を2021年4月20日(火)のご宿泊分まで販売している。

空き家

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