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【Beyond Stations構想】JR東日本、サブスク等開始

2021/7/8(木)

東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は7月6日、コーヒー・駅そば・シェアオフィスのサブスクリプションサービス「JREパスポート」を開始すると発表した。また、上越新幹線と東北新幹線を使った臨時輸送サービスのトライアルも実施する。

JR東日本は3月3日、グループ経営ビジョン「変革 2027」における「くらしづくり」の実現に向けて、「Beyond Stations構想」を推進すると発表した。今回のサブスクリプションサービス「JREパスポート」は、「Beyond Stations構想」の一環として、通勤定期券を持つユーザーを対象に実施する。

具体的には、コーヒーと駅そばを上野・秋葉原・八王子の3駅で、シェアオフィスは全てのSTATION BOOTHで、サブスクリプションサービスを開始する。通勤定期を持つユーザーの日常移動を豊かにするとともに、リモートワークの利便性を高め、新しい働き方を応援する。

今後は、ユーザーの通勤体験やくらしを豊かにしていくとともに、通勤定期券を支給する企業の働き方改革や効率化をサポートする。トライアル結果を検証して、本格導入に向けた検討を進めるとともに、サービスのさらなる拡充を目指す。

将来的には、さまざまなサービスを自由に組み合わせられる、シームレスなオンデマンドサービスのプラットフォームへと変革していくことを目指す。サービスの種類としては、特急列車やグリーン車など輸送サービス、シェアサイクルなどのモビリティサービス、スポーツジム、その他飲食サービスなどだ。



また、大宮駅を終着とする旅客列車を新たに臨時で設定し輸送トライアルを実施する。トライアルでは一部客室を利用し1回あたり100箱程度の地域産品などを輸送する予定だ。新幹線の客室を活用した大宮駅までの荷物の輸送についての課題を整理し、今後の事業化を目指す。生鮮食品などの定期輸送化や輸送品目の拡大などを通じて、さらに多くの人々の豊かなくらしづくりに貢献する。

Beyond Stations構想としては今後、駅をビジネスの発信拠点へ変革、デジタル顧客接点となるプラットフォームの整備・強化を推進。さまざまなサービスをJRE POINT(デジタル共通基盤)でつなぎ、JRE POINTを基軸としたロイヤルカスタマー戦略を推進する。これにより、JR東日本グループならではのDXを実現しながら、既存の枠組みを超えてユーザーに提供する価値を最大化し続けていくと述べている。

列車を活用した輸送サービス概要

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