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【日本初】JR東日本、Suicaを活用した「ホテルB4T」開業

2022/9/9(金)

東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は、日本初となるSuicaを活用したスマートホテル「ホテルB4T」をいわき駅に開業する。9月6日付のプレスリリースで明かした。

「ホテルB4T」では、予約からチェックイン、チェックアウトまでの手続きを、ユーザーのSuicaとスマートフォンで完結する。滞在中の困り事は、スマートフォンからオンラインチャット、ビデオ通話にてスタッフがサポートする。

また、同ホテルでは、JR東日本メカトロニクス株式会社と、株式会社アートが共同で運営する「Suicaスマートロック」を活用する。「Suicaスマートロック」は、ユーザーのSuicaが入退室の鍵として利用できるサービスだ。日本で初めてSuicaをホテルの客室キーとして利用できる。

さらに、同ホテルでは、株式会社SQUEEZEのホテル管理システム「suitebook」を採用することで、さまざまな外部サービスとのオンライン上の迅速な連携が可能だ。JR東日本が推進するJRE POINTや、個室ブース型シェアオフィス「STATION BOOTH」などとも連携する。

また、同ホテルは、地方創生・沿線活性化を目的に開業した。増加するデジタルネイティブ層のニーズに応えつつ、人手不足の課題を抱える地方において省人化運営を実現することで、多様な地域での滞在拠点を提供し、旅の裾野を広げる。

くわえて、1号店は、東日本大震災からの復興の第2ステージに向かう常磐線ネットワークの中核駅であるいわき駅に開業する。「ホテルB4Tいわき」は、駅周辺エリアのまちづくりの起点として、沿線活性化に貢献するという。

なお、同社は、運営主体として、JR東日本グループ直営方式だけではなく、地方の地元企業をはじめとしたグループ外企業とのフランチャイズ方式での出店も目指す。

出店立地としては、効率的な運営形態により、少ない客室数(30室程度以上)でも出店が検討できるため、首都圏の中間駅や地方都市、狭小な場所などにも出店エリアを広げる予定だ。さらに、入居物件としては、新規開発だけでなく、既存ホテルのリブランドや、他用途建物からのリニューアルなど、入居物件の選定も柔軟に行う。

ほかにも、同社は、さまざま施設規模や立地条件に対応するホテル運営のプロトタイプとして、「ホテルB4T赤羽」および「ホテルB4T田端」を2023年春に開業する予定だ。

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