JR西日本、スマートロッカーを活用した商品受取サービスの実証開始
2023/3/16(木)
西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)は、株式会社SPACER(以下、SPACER社)と共同で、スマートロッカーを活用した新たな商品受取サービス「pikuraku(ピクラク)」の実証実験を実施する。3月13日付のプレスリリースで明かした。
JR西日本は、2022年3月に公表した「JR WEST LABO」において、次世代スマートロッカーを活用した新たなサービスを検討してきた。2022年10月には、株式会社ダスキンと共同で、「ダスキンウォッシュ」の洗濯代行サービスの洗濯物預け、および洗濯完了品の受け取りサービスを実施している。今回の取り組みも、次世代スマートロッカーを活用した新たなサービスの一環として実施する。「pikuraku」は、専用オンラインサイトで注文したさまざまな商品を、JR西日本の駅や商業施設などに設置されているスマートロッカーで受け取ることが出来るサービスだ。SPACER社のロッカーは、通常の荷物の預入機能と、商品の受取機能を併せ持ち、1つのロッカー筐体で複数の機能を提供することができる。
ユーザーは、このロッカーを活用することで、荷物の預け入れだけではなく、生活導線上の好きなタイミングで、気軽に商品を受け取ることができる。また、SPACER社のスマートロッカーは、さまざまなサービスとの連携が可能となっている。両社は、ますます便利な駅づくりを目指し、この実証実験を契機として連携サービスの拡大も検討していく予定だ。
なお、pikuraku対応ロッカーは、大阪駅(うめきたエリア含む)、北新地駅、大阪天満宮駅、高槻駅の4駅に設置しており、各駅で常温の商品と冷蔵の商品が受け取ることができる。今回の検証では、コストコの多数の商品が受取可能となっているが、今後はコストコに限らず、取扱商品の拡大を検討しているという。