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オンリーワンの技術力でCASEに挑むジェイテクト:伊賀試験場で製品・技術体験会の詳細は?

2019/9/13(金)

製品・技術体験会で実際に走行したデモカー

株式会社ジェイテクト(以下、ジェイテクト)は、7月2日同社の伊賀試験場で製品・技術体験会を開催した。CASEを踏まえた技術やサービスが続々と世に出される中で、従来から自動車業界で技術力を武器に存在感を発揮してきたサプライヤーの動きにも注目が集まっている。ジェイテクトは今年4月にデンソー、アイシン精機、アドヴィックスら4社と「J-QuAD DYNAMICS(ジェイクワッド ダイナミクス)」を立ち上げ、自動運転の統合制御ソフトウェアの開発などを進めるなど、将来を見据えた取り組みを進めている。100年に一度の変革期を迎える自動車産業において、ジェイテクトが進めるCASE戦略とはどのようなものか。その詳細に迫る。
(当記事に掲載する資料は株式会社ジェイテクトより提供)

ジェイテクトのCASE 戦略、自動運転と電気自動車分野で

CASE を意識した事業展開を各社が進める中、ジェイテクトが注力するのは「A」と「E」、つまり自動運転(Autonomous) と電気自動車(Electric) の分野だ。ジェイテクトは、特にこの自動運転の分野について、「自動車の認知 ・ 判断 ・ 操作を機械が行う自動走行技術」と、人流や物流のサービスを生み出す「活用する技術」によって、新たなモビリティ社会が構成される、と捉えている。そして自動走行技術の「操作」に関わる領域を、ステアリング・駆動アシストで支援するという形で、新しい社会の実現に貢献するという考えで開発を推し進めている。

自動運転の構図とジェイテクトの位置。自動走行技術の、操作に関わる技術領域の支援を行う。



また、自動運転が中心となった新しいモビリティ社会は、自動運転レベルの段階的なステップアップで実現していくものと見据えている。その考え方に立つと、大きな分岐点となるのが、レベル2( 部分的な自動化) からレベル3( 条件付き自動化) へのステップアップだ。この境界で、運転する主体がドライバーからシステムへと変わり、求められる技術もより高度化していく。ジェイテクトでは、主力製品であるステアリング分野においても、従来のパワーアシストから、システムで支援するステアリングアシストが求められると考えている。

人と機械が操作をシェアする自動運転

今回の体験会では、自動運転関連から5つ、電気自動車関連から2つの技術・製品を紹介した。初めに紹介したのが、「パブリックシェアードコントロール」という技術だ。クルマの自動運転に限らず、航空機の運転操作や工場の製造ライン、パワーアシストスーツなど、人と機械が同じ目的で仕事を行うシーンは多くある。その際に重要となるのが、
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