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水素利用のクリーン電源 三菱化工機ら、南多摩駅夕涼み会に提供

2023/8/23(水)

システムのコンセプト

那須電機鉄工株式会社(以下、那須電機鉄工)らは8月21日、「水素吸蔵合金配送システム」の認知度向上および実証実験を目的として、「南多摩駅夕涼み会2023」に水素を利用したクリーン電源を提供すると発表した。

今回の取り組みは、那須電機鉄工、日本フイルコン株式会社(以下、日本フイルコン)、三菱化工機株式会社(以下、三菱化工機)の3社で実施する。水素吸蔵合金配送システムとは、製造した高純度の水素を専用のタンクに貯蔵し、電気を必要とする利用先まで運搬後、水素を再び取り出し、燃料電池を使って電力を供給・利用する一連のプロセスのことだ。水素の貯蔵や運搬が容易なことから、災害時やイベント時など、比較的小規模かつ場所や使用期間が固定されない場所での電力供給に優位点があるという。

今回の実験で使用する水素は、三菱化工機川崎製作所内のHyGeiaを使って製造し、MHタンクに充填して夏祭り会場まで運搬する。さらに、キッチンカーに隣接して設置する燃料電池から、南多摩駅夕涼み会の出店で使用する調理用機器または音響機器の電力を供給する予定だ。

なお、3社は、今後実証実験を重ねると同時に、商業利用の可能性をさらに追及していくことで、水素エネルギーを活用した持続可能な社会の実現に向けて協働していくと述べている。

(出典:三菱化工機 Webサイトより)

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