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三浦COCOON、地域共通の予約・決済・デジタルチケット機能を提供開始

2022/1/20(木)

三浦COCOONの概要
(イメージ)

京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)が事務局を務める観光型MaaS「三浦COCOON(コクーン)」は、地域共通の予約・決済・デジタルチケット機能提供を開始した。1月18日付のプレスリリースで明かしている。これにより、「三浦COCOON」は、「MaaSレベル2(予約/決済の統合)」を常設で実現する。
京急電鉄は2020年10月、scheme verge株式会社と共同で「三浦Cocoon」を開始した。2021年9月には、地域住民や来訪者にお気に入りの過ごし方を三浦海岸エリアの地図に書き込んでもらい、地域の魅力の再発見につなげる実証実験を行っている。


三浦半島内の事業者では、Web予約の一元管理やWeb決済機能の未導入で人的負担が増大する等、運営の効率化が課題となっている。予約・決済・デジタルチケット機能を導入することで、DXによる商機拡大と生産性向上を図る。

同機能は、ジョルダン株式会社によるMaaSサービス基盤の予約・在庫管理機能のシステム基盤を使用したものだ。エリアマネジメント組織「COCOONファミリー」(全113団体、1月18日時点)が使用できる。第1弾として「みうらレンタサイクル」を運営するみうらレンタサイクルが1月18日に導入する。さらに、2021年3月までに「猿島BBQ」を運営する株式会社トライアングルや、横須賀市でe-Bikeレンタルを運営する株式会社サンオータス、農業体験ツアーなどを運営する株式会社シテコベなどが順次導入する予定だ。これにより、MaaSによる三浦半島地域の観光、モビリティの一元化につなげる。

また、同機能は、京急電鉄の貸切イベント列車でも今後導入予定だ。これにより、三浦半島を訪れるユーザーは、それぞれのWebページで予約・決済を行う必要があった各アクティビティを「三浦COCOON」内でシームレスに予約・決済できる。同時に、各事業者は、アクティビティの予約・決済を一括管理でき、業務効率化が可能となる。

なお、京急電鉄は、利用データの分析に基づくサービス改善に地域全体で取り組むという。さらに、おトクなきっぷのデジタル化など、三浦半島全域での観光DXの推進を目指すと述べている。


(出典:京急電鉄 Webサイトより)

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