京急電鉄、COCOON Projectのサイト統合・リニューアルへ

2023/5/11(木)

「COCOON Pj.」の構成

京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)は、エリアマネジメント構想「COCOON(コクーン)Project」におけるMaaSサイト第4弾「川崎COCOON」、第5弾「かなざわCOCOON」を5月12日に開設する。また、既に展開している3エリアを含めた計5エリアサイトを統合し、MaaSサイト「COCOON Pj.」(コクーン)としてリニューアルするという。

「かなざわCOCOON」は、京急電鉄が横浜市等と従来からまちづくりに取り組む金沢区のエリアマネジメント活動とMaaSサイトの総称だ。コミュニティ施設「よりみちガーデン」を拠点に継続的なコミュニティ形成を促す。同時に、5月13日限定で「金沢区の日」のイベントで実施するグリーンスローモビリティの運行など、金沢エリアの情報を発信していく予定だ。

「川崎COCOON」は、既にエリアマネジメント活動としては2023年4月にオープンした八丁畷駅前の交流拠点「Park Line 870」等を中心に活動を開始している。MaaSサイトを開設することで、さらに活動を加速していくという。

また、既に沿線3エリアで展開している「COCOON Project」のWEBサイトの会員数は、5万人を突破(2023年5月10日時点)している。同社は、今回のリニューアルによるエリア拡大と沿線広域MaaS化を通じて、「各エリア個別の情報発信(ローカライズ)」と「沿線広域での移動、滞在環境の改善(共通基盤拡大)」を推進していく予定だ。これにより、普段は金沢区エリアに最適化された地域情報を受け取りながら、いつでも三浦半島への観光滞在などもシームレスに手配できるような「新しい沿線ライフスタイル」を整備していくと述べている。