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京急電鉄ら、地域モビリティプロデューサー開始 第一弾は「ハコモビ」

2022/11/16(水)

京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)とLocaliST株式会社(以下、LocaliST)は、地域交通コンサルティング事業「地域モビリティプロデューサー」を開始する。11月14日付のプレスリリースで明かした。第1弾として、箱根町で実証実験を行う小量乗合輸送サービス「ハコモビ」を11月21日から支援する。

京急電鉄は、京急沿線各地で地域交通の実証実験を手掛けている。一方、LocaliSTは、交通とまちづくりに関するコンサルタント業務を行っている。同事業の目的は、京急沿線外において、同様の移動課題を有する地域に即したモビリティサービスの構築を支援することだ。

箱根町は、地域住民移動支援促進事業として、高齢者等の外出活動の維持増進と、それを通じた健康増進、QOL(生活の質)の向上、および地域コミュニティの強化を課題と感じているという。

また、箱根町は、これらの課題解決を目的に、産官学が連携し、宮城野地区と仙石原地区間の移動支援として、小量乗合輸送サービス「ハコモビ」(はこねのモビリティの意)の実証実験を予定している。京急電鉄とLocaliSTは、同実証全般のファシリテーションを行っている。

なお、両社は、「ハコモビ」への支援を皮切りに、今後は自治体を中心に支援を加速する。そして、同事業を通じて沿線に限らず、多くのエリアで地域交通による地域課題の解決や観光交通の導入支援を実施していくと述べている。

■箱根町福祉部福祉課高齢福祉係のコメント
「箱根町としても高齢化が進展していく中で高齢者の移動支援が課題となっており、今回は地域に見合った支援の方法を探るべく、定時定路線運行、オンデマンド運行の両方式による移動支援の実証実験を行います。本事業の実施に際しては、運行事業者との調整などで京急電鉄様、LocaliST様の知見や助言を活かすことでスムーズな事業展開を行うことができました。今後は、この実証実験を足掛かりとして課題解決に向けた取り組みが一層進展していくことを期待しております。」

京急電鉄が手掛ける地域交通

「とみおかーと」



(出典:京急電鉄 Webサイトより)

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